sawa-lifeのブログ

アラカンサワちゃんのお金の話

あひる

内容(「BOOK」データベースより)
あひるを飼い始めてから子供がうちによく遊びにくるようになった。あひるの名前はのりたまといって、前に飼っていた人が付けたので、名前の由来をわたしは知らない―。わたしの生活に入り込んできたあひると子供たち。だがあひるが病気になり病院へ運ばれると、子供は姿を見せなくなる。2週間後、帰ってきたあひるは以前よりも小さくなっていて…。日常に潜む不安と恐怖をユーモアで切り取った、河合隼雄物語賞受賞作。

何だろう、独特な感じでじわじわ不安が寄せてきます。
読後、スッキリ感はないですね。
不思議な魅力がある作家さんだと思います。

【追記】今村夏子さんのこちらの作品も読みました。

「星の子」

ちひろは中学3年生。病弱だった娘を救いたい一心で、両親は「あやしい宗教」にのめり込み、その信仰が家族の形をゆがめていく。野間文芸新人賞を受賞し本屋大賞にもノミネートされた、芥川賞作家のもうひとつの代表作。

宗教二世が今話題になっていますが、きっと家庭内や環境はこんな感じなのではと想像しながら読みました。