sawa-lifeのブログ

アラカンサワちゃんのお金の話

護られなかった者たちへ

中山七里(ナカヤマシチリ)著の『護られなかった者たちへ』を読みました。

“護られるべき者"とは誰なのか、社会福祉制度のあり方について、考えさせられる内容でした。

映画化もされていたので、動画も見ました。結末が分かっていたので、終盤の盛り上がりに欠けてしまいましたが、出演者の佐藤健阿部寛さん達の演技が素晴らしかったです。

仙台市の福祉保健事務所課長・三雲忠勝が、手足や口の自由を奪われた状態の餓死死体で発見された。三雲は公私ともに人格者として知られ怨恨が理由とは考えにくい。一方、物盗りによる犯行の可能性も低く、捜査は暗礁に乗り上げる。三雲の死体発見から遡ること数日、一人の模範囚が出所していた。男は過去に起きたある出来事の関係者を追っている。男の目的は何か?なぜ、三雲はこんな無残な殺され方をしたのか?罪と罰、正義が交錯した先に導き出されるのは、切なすぎる真実―。

現在、主演・佐『』藤健、共演に阿部寛、清原果耶、林遣都吉岡秀隆倍賞美津子らで映画化が決定した『護られなかった者たちへ』に続く、「宮城県警シリーズ」第2弾!『境界線』を読み始めました。

2018年刊行の『護られなかった者たちへ』と同じく宮城県警捜査一課を舞台に、東日本大震災による行方不明者と個人情報ビジネスという復興の闇を照らし出していく。震災によって引かれてしまった“境界線”に翻弄される人々の行く末は、果たして。「どんでん返しの帝王」・中山七里が挑む、慟哭必至の骨太の社会派ヒューマンミステリー小説。